津波等を想定した官民合同による水難救助訓練を実施

更新日:平成26年7月24日

7月24日(木)、天王洲運河水辺広場(東品川1-3)および東海橋防災船着場(北品川3-11)の周辺水域において、区・警察・消防・災害協定を締結している民間事業者の合同で「津波等を想定した水難救助訓練」を実施した。

訓練は、昨年に引き続き2回目。大震災発生に伴い大津波警報が発令され、品川区に津波が到達するという想定で、178人が訓練に参加した。

訓練内容は、昨年同様、埋め立てエリアである天王洲アイルに架かる橋脚が崩落し、対岸の天王洲アイルに取り残された人々の救出や、津波にのまれ運河に漂流している被災者の救助や、救命ロープを射出して、運河を漂流する被災者を救助する救命索救助の訓練を実施。
上記に加え、今回、新たに、火災により陸路からの避難経路を断たれた被災者を、目黒川を利用した船舶による避難誘導訓練も行った。

品川区は、平成24年4月に東京都が公表した、首都直下型地震の被害想定で23区最大で2.61メートル、また平成25年5月に公表された南海トラフ地震の被害想定でも2.44メートルと、いずれも2メートルを超える津波が襲うと推定された。

区はこれまで、沿岸部や目黒川流域など低地部に海抜標示板の設置を進め、津波自主避難マップ作成マニュアルを策定し、津波に対する区民の防災意識の高揚に努めるなど対策に力を入れてきた。また、今年4月に制定した「品川区災害対策基本条例」に基づき、予防・応急・復興の各段階における区の責務と区民の努めや役割について再確認した。

今回の訓練では、実際に被災者が発生した場合の救助の流れや手順を確認し、民間を含めた関係機関との連携などについて再確認する機会となった。

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