杜松地域密着型多機能ホームが落成

更新日:平成26年11月25日

~133年の伝統ある小学校が高齢者施設に~

杜松小学校の校舎を活用した高齢者福祉施設「杜松地域密着型多機能ホーム」(豊町4-24-15)が完成し、11月25日(火)に落成式が行われた。

同ホームは「家庭的な雰囲気の中で過ごす」をコンセプトに、区内初となる全室個室の特別養護老人ホーム(定員29人)のほか、ショートステイ(定員10人)や通所を中心にしつつ、訪問と泊りを組み合わせて利用できる小規模多機能型居宅介護(定員25人)、少人数の家庭的な雰囲気で過ごせる認知症高齢者グループホーム(定員18人)で構成。在宅介護支援センターやヘルパーステーションも備えた地域包括ケアシステムの拠点となる。

また、小学校のシンボルであった銀杏の木や校章、卒業制作を残すなど、かつての杜松小学校の面影を大切にし、地域の方が交流できる地域交流スペースも設けている。

社会福祉法人若竹大寿会が施設の運営管理を行い、同法人の関係者は「従来の特養は、病院のような雰囲気が強かったが、ここでは家庭的な雰囲気を大切にし、今まで暮らしていた生活をなるべく維持できるようお手伝いしたい。地域と連携し、地域に溶け込んだ施設運営を目指している」と語った。

落成式では、濱野区長が「この施設は、区内9番目となる特別養護老人ホームをはじめ様々な機能を持ち、これからの高齢者福祉の一大拠点として機能していくことが期待されます。地域の重要な施設として親しまれるよう努力していきたいと思います」と挨拶。荏原第五地区連合町会の上田会長は「いつまでも住み慣れた地域で暮らし続けたいと願う住民にとっても心強い。同じ地域の仲間として一緒に新しい歴史を作っていきましょう」とお祝いの言葉を述べた。

品川区では、平成28年に西中延、平成29年に上大崎に特別養護老人ホームの開設を予定している。

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