区立小学校の児童と駐日ブラジル大使館の国際交流

更新日:平成27年7月1日

~日ブラジル外交関係樹立120周年 カポエイラ体験のお礼に品川音頭など披露~

品川区立清水台小学校(旗の台1-11-17)の全校児童と駐日ブラジル連邦共和国大使館(港区北青山2-11-12)の外交官との交流イベントが7月4日(土)、同校の市民科「みんなの広場」の一環として開催された。同校は、今年度の東京都教育委員会「日本の伝統・文化の良さを発信する能力・態度の育成事業」の指定を受けている。

この国際交流は、一人でも多くの子どもたちに国際交流の体験をしてもらおうと、東京都教育委員会の後援事業でもあるNPOネス・システムの「CMCプロジェクト」を取り入れたもの。※CMC:Children Meet Countries

初めに大使館職員が、ブラジルの地理やリオのカーニバルなどの文化を紹介したほか、今年が日本との外交関係樹立120周年にあたることに触れ、両国の歴史的な関係についても分かりやすく解説。その後、実際にブラジル文化を体験してもらおうと、格闘技と音楽、ダンスの要素が合わさった「カポエイラ」を披露すると、ラテンのリズムに合わせて、児童たちも一緒になってキックや側転などの動きを真似しながら汗を流した。また、日本の羽根つきに似た「フレスコボール」、おはじきに似た「ボタンサッカー」といった、ブラジルならではの遊びも体験した。

ブラジル文化に触れた児童たちは、感謝のしるしにソーラン節「清水台ソーラン」と「品川音頭」を披露。品川音頭では、大使館外交官も踊りの輪に加わるなど、日本の伝統文化の素晴らしさを伝える機会にもなった。

駐日ブラジル連邦共和国大使館のユキエ・ワタナベ 文化広報部長は、「子どもたちが、ブラジルにとても関心を持ってくれてうれしい。これから、もっとブラジルのことを知ってもらいたい」と感想を話した。同校6年生の持田隼人さんは、「大使館の人と一緒に踊れたのが楽しかった。日本の文化をしっかり伝えることができてよかった」と、日本の伝統・文化を発信することの大切さを改めて実感していた。

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