【事前】学童疎開70年目の里帰り~里帰りに先立ち品川歴史館で先行展示も~

更新日:平成27年7月15日

太平洋戦争末期、戦局の悪化とともに都市部の子どもたちは、戦禍を逃れて地方に疎開した。

品川区(当時は品川区・荏原区)内36校、学童約1万2千人が西多摩地区、静岡県、富山県へ疎開し、静岡県が危険になると青森県への再疎開も行われた。

今回、宮前国民学校(現・宮前小学校)から静岡県奥山村(現・浜松市北区)に疎開した方が中心となり、70年ぶりに地元住民への感謝と疎開の記憶を伝えようと、疎開先だった方廣寺本堂で「学童疎開展~里にうつりて~戦時下の子どもたち」を開催する。

企画したのは、当時国民学校4年生だった中野登美さん(80歳)ら卒業生や、都内で疎開経験を伝える活動をしている「学童疎開を語り継ぐ会」のメンバーら。7月22日(水)から8月31日(月)まで、日記や手紙、日用品、寺での生活の様子を収めた写真、区立品川歴史館の所蔵資料などを展示する。現地での地元住民との交流会や講演会なども予定されている。

また、里帰りに先立ち品川歴史館(大井6-11-1)で7月19日(日)に1日のみ、展示と昔あそびのコーナーを設ける。この日は実行委員のメンバーが会場に常駐。体験談や展示品の説明を受けることがきでる。

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