平和の灯(ともしび) 「行灯フェア」開催

更新日:平成27年8月22日

~約800個の手づくり行灯による幻想的な夏の夜~

「行灯フェア」が8月22日(土)、しながわ中央公園(西品川1-27-14)で行われ、約800個の手づくり行灯が幻想的な夏の夜を彩った。

このイベントは、行灯づくりを通じて、子どもたちに絵を描くことの楽しさや自己表現の喜びを改めて体感してもらおうと、しながわ美術家協会が毎年主催している。

用意された行灯は、区内の保育園・すまいるスクールの児童や区立大崎中学校、大崎第二・荏原第五地区の区民まつり来場者など、区内の子どもたちによって制作されたもので、すべて手づくり。環境に配慮して、使用済みのペットボトルを材料とし、和紙に絵を描きペットボトルに巻きつけたあと、水を張り、ローソクを立てて明かりをともす。

和紙には、子どもたちの夏休みの思い出などが自由な発想で表現されていて、ローソクに火をともすと、色鮮やかな絵がやさしく浮かび上がる。約800個の行灯が映し出す光景は幻想的だ。

区内の子どもたちによる作品のほか、同協会のメンバーが主催する絵手紙教室で制作された行灯や草月流のモニュメントも展示されるなど、多くのアート作品によって夏の涼が演出された。

岩崎誠(78)しながわ美術家協会副会長は、「今年は戦後70年にあたるので、これまでと違い、平和へのメッセージが書かれた行灯も多い。子どもたちのつくりだす光を見て、70年の歴史と平和への思いも感じてもらいたい」と話していた。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。
※写真については、「しながわ写真ニュース」をご確認ください。写真のないプレスリリースもあります。