品川区職員を岩手県宮古市・福島県富岡町へ派遣

更新日:平成28年3月26日

品川区は3月29日(火)、新たに、東日本大震災の被災地である岩手県宮古市と福島県富岡町への職員派遣の4月1日付発令を行った。

 品川区と宮古市は、毎年目黒駅前(品川区上大崎三・四丁目)で開催される人気イベント「目黒のさんま祭り」が縁で、富岡町とはニュージーランド・オークランド市とそれぞれ国際友好都市であることが縁となり、災害時における相互援助協定を締結している。
 3月29日現在、宮古市へ7人(事務系職種3人、建築職2人、土木職2人)、富岡町へ事務職1人が派遣されているが、派遣期間満了で宮古市から3人(事務1人、建築1人、土木1人)が、富岡町から事務職1人が4月1日付で品川区へ帰還する。これに伴い、今回新たに、それぞれの自治体へ事務職1人を1年間追加派遣する。宮古市への派遣職員は水産施設災害復旧業務に、富岡町への派遣職員は障害者支援業務に従事する。

 今回の派遣に応募した職員は、濱野健品川区長から辞令を交付され「品川区民と区職員の宮古市復興への思いとともに、宮古市民の気持ちに寄り添って復興の力となれるよう頑張りたい。この貴重な経験を品川区で生かせるよう成長したい」「辞令を受け重さを痛感している。富岡町では今まで培ってきたものをリセットして復興に尽力されている職員の皆さんと一緒にゼロから頑張りたい」と決意を語った。

 職員の決意表明を受けて濱野区長は「宮古市では、今まで経験したことのない仕事への従事となりますが、様々な事を吸収するという力を身につけ、それを区に戻って発揮してください。富岡町では全員が避難され役場機能を郡山市に移し、職員は不安を抱きながらの勤務となっています。心配りをしながら、先入観念にとらわれることなく、新たな気持ちで取り組んでください」と話し、職員を送り出した。

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