タイ王国の選挙関係者が区選挙管理委員会事務局を視察

更新日:平成29年3月2日

タイ王国の選挙関係者らが平成29年3月2日(木)、品川区選挙管理委員会事務局を視察するため、品川区役所(広町2-1-36)を訪れた。

 今回、視察に訪れたのは、国や各地区の選挙管理委員会の代表者、大学教授など45人。タイ王国では、自国の選挙の仕組みを発展させるために、世界各地の選挙制度や仕組みを比較しているという。

 品川区選挙管理委員会事務局からは、選挙管理委員会の役割と権限、組織と人員配置、区民への民主主義教育推進における役割、選挙における最近の傾向と将来の課題について、通訳を交えて解説。主権者意識向上のため、教育機関や地域住民と連携して啓発活動に取り組んでいることやマスコットキャラクター「めいすいくん」を活用していることを説明すると、視察団のメンバーは熱心にメモを取っていた。また、昨年から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことなど、最近の事例も紹介した。

 最後に、実際の選挙で使用する投票箱、投票記載台、投票用紙交付機を設置して、「めいすいくん」が投票のデモンストレーションを実施すると、記録用に多くの写真を撮っていた。

 質疑応答では、「開票作業での機器の使用について」「啓発活動に協力する地域住民の活動について」「高齢者や障害者への投票支援について」など、さまざまな質問が投げかけられ、担当者の説明を熱心に聞いていた。

 視察団のメンバーは、「今回学んだ内容を、タイ王国の選挙の発展につなげたい」と視察を振り返っていた。

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