品川区と東京学芸大学が協定を締結

更新日:平成29年6月12日

~品川区と東京学芸大学が協定を締結~

 品川区は、国立大学法人東京学芸大学(小金井市)と平成29年6月12日(月)、「国立大学法人東京学芸大学と品川区との連携協力に関する協定書」に調印した。

 同協定は、経済的に困難な状況にある児童への学習機会の充実を図り、相互の連携・協力体制を強化することが目的。区立学校に通う経済的困難世帯の6年生を対象に、同大学の学生による学習支援と東京学芸大学附属竹早中学校への進路選択の機会を設ける。今年度は、40人を募集・選考。4人を上限に、附属中学校への連絡進学の道を開く。

 平成26年8月、国の「子どもの貧困対策に関する大綱」制定に伴い、同大学では、「附属学校等と協働した教員養成系大学による『経済的に困難な家庭状況にある児童・生徒』へのパッケージ型支援に関する調査研究プロジェクト」を定め、多角的なアプローチを行なっており、区市との協定は品川区で3カ所目となる。区では、子どもの未来を応援する事業の一環として行っているコミュニティスクールの趣旨にも合致することから、今回の協定締結の運びとなった。

 調印を終え濱野健区長は「貧困の連鎖を断ち切るうえでも、教育は大変重要な力となります。皆が応援してくれているという実感は、子どもたちにとって大きな励みとなることでしょう」と話し、出口利定学長は「今回のプロジェクトは、全国の国立大学付属校から注目されています。進学・学習支援に関し、品川区と協力し精いっぱいやっていきたい」と今後の連携に意欲を語った。

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