七夕の夜 ホタル観察会に600人参加

更新日:平成29年7月6日

~区立品川学園 校内の人工池で雨水を利用して養殖・羽化に成功~

 区立義務教育学校 品川学園(北品川3-9-30)で7月7日(金)、「ホタル観察会」が行われ、保護者や地域の方など約600人が集まった。

 同校では、校内にある東海道本線のすぐ脇のコンクリート造りの人工池“ほたる池”で、平成27年度より本校環境委員会の教員、児童生徒(5~9年生)が池の整備とホタルの羽化に必要な盛土づくりなど、ホタルが生息できる環境づくりに取り組んできた。
池の水は、学園の屋根などに降った雨水を池に引き入れ、ソーラーパワーで循環させている。

この取り組みは、3年前の児童の何気ない一言「ほたる池に以前、蛍は、本当にいたの?」が発端。平成27年にホタルの幼虫の餌となるカワニナ(巻貝)を放ち、翌年カワニナの繁殖を確認したことから盛り土を整備。今年初めてヘイケボタルの幼虫 約200匹を放流した。
最初の蛍を確認できたのは6月11日で、以降、毎晩1~4匹程度観察できていることから、七夕の夜にあわせ保護者や地域の方を招いて1日だけの観察会を催した。

 この日、観察できたホタルは4匹。ホタルが光ると、子どもたちは「いたー!」と光を指さし「光ったぁ」と大興奮、保護者からも歓声が上がり、子どもも大人も、ヘイケボタルの幻想的な淡い光に魅了されていた。

 子どもたちの大半は、ホタルを実際に見るのが初めてで「クリスマスの電球の小さいのみたいだった」「チカチカしてた」と口々に話し、観察会は大成功だった。

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