水害に備え「品川区・第二消防方面合同水防訓練」を実施

更新日:平成30年5月19日

 品川区と消防署・消防団などによる合同の水防訓練を平成30年5月19日(土)、しながわ中央公園多目的広場(西品川1-27)で実施した。

 この訓練は、台風および集中豪雨等の時期を前に、水防関連機関が連携し、水害発生時の被害を軽減することを目的としており、今回は、立会川の危険水位到達や土砂崩れ発生、家屋・駅舎、隧道への浸水被害の発生を想定して実施。東京消防庁 第二消防方面本部 第二消防方面内の各消防署(品川区内3署、大田区内4署)隊も参加し、消防団と連携した各種水防工法を実施した。

 開催地であるしながわ中央公園多目的広場は、防災機能を備えた公園で、100トンの防火水槽2基などが設置されている。震災などの緊急時にはヘリコプターが離着陸できる大きな広場で、溺者の救助、積土のう工法の実施、排水活動などの訓練に取り組んだ。

 訓練には、品川区職員と第二消防方面本部 第二消防方面内各消防署のほか、大井・品川・荏原の区内三消防団、区内町会、東京消防庁災害時支援ボランティア、鉄道事業者、国土交通省、東京都下水道局、東京都第二建設事務所、都立大崎高等学校「防災活動支援隊」等、総勢約430人が参加した。

 訓練後の講評で、濱野 健区長は「我々には雨を止めるすべはないが、雨に備えることはできます。普段から各機関が綿密な連携を取り、災害時には力を合わせて区民の安全を守っていきましょう」と話した。

 会場には国土交通省による排水ポンプ車の展示や、東京都下水道局による「雨ますくん」の展示もあり、地元区民が水害対策に関する知識を深める機会ともなった。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。
※写真については、「しながわ写真ニュース」をご確認ください。写真のないプレスリリースもあります。