戸越公園でヒマラヤザクラが開花

更新日:平成18年12月11日

戸越公園でヒマラヤザクラが開花
12月11日、戸越公園の薬医門前で、寒くなるこの季節に花を開かせるヒマラヤザクラがチラホラと花を開花させ始めました。

ヒマラヤザクラは、日本の桜の原種と言われ、ヒマラヤ地方に分布する野生種の1つ。ソメイヨシノに比べ、二酸化窒素吸収率がおよそ5倍と吸収能力が高いサクラ。花の開花時期が落葉直後の11月下旬から12月下旬にかけてと早いために、休眠期間が短く、年間を通して二酸化窒素を吸収することから環境浄化樹木として注目を浴びています。

戸越公園は、肥後国熊本藩主細川家下屋敷の跡地にあたり、当時の東庭園の一部を利用して、池を中心に丘陵、渓谷、滝などを一周する回遊式庭園で、大名式庭園の面影をとどめています。

ヒマラヤザクラは、現在、咲き始めたばかりです。来週以降、見ごろを迎えそうで、今日から散る(1月中旬頃)までの期間、午後10時まで3つのライトによりライトアップを行い、暗闇の中に幻想的な姿を映し出します。

また、小春日和には、戸越公園で柔らかい陽射しの中に、メジロやシジュウカラなどのさえずりを聴き、大きな池を優雅に泳ぐカモなどの姿にのどかな時間を楽しむことができます。