区内で2校めの施設一体型小中一貫校「伊藤学園」開校

更新日:平成19年4月6日

区内で2校めの施設一体型小中一貫校「伊藤学園」開校
4月6日(金)、品川区内で2校めとなる施設一体型小中一貫校「伊藤学園」(大井5-1-37)の開校式が地下2階に建設されたアリーナ1(体育館)で執り行われました。

品川区は、小学校における基礎学力定着の問題や小学校と中学校間接続の問題など今日の学校教育をめぐっての課題や問題に対し、子どもたちの個性と能力の伸長を図ることを目的に小中学校9年間の一貫したカリキュラムを系統的に編成した小中一貫教育を昨年度から全区立小中学校において開始。同時にそのシンボルともなる施設一体型の小中一貫校「日野学園」が大崎地区に開校しています。

今回の伊藤学園は、施設一体型小中一貫校6校構想の2番目、昨年に続いての開校となり、平成17年度に、旧伊藤中学校敷地内での建設に着工し、今年の1月に竣工。伊藤中学校に在学中だった子どもたちが、2月初めに引越しを行い、すでに授業を開始していましたが、今日は、入学式を午後に控えている新1年生、新7年生を除き、2年生(小学2年生)から9年生(中学3年生)618人が全員出席しての開校式となりました。

式は、1年生から9年生の各学年を意味する9つの神聖な鐘の音ではじまり、濱野区長の開校宣言に続き、児童・生徒代表を含めたテープカットなどを行いました。式典の結びの2年生と9年生による「児童生徒のことば」では、2年生代表の中江さんが「標準服を初めて着て、わくわくしました。早く上下する黒板に字を書きたいです」と抱負を語り、9年生代表の永田さんが「1年生から9年生まで力を合わせ、この品川に伊藤学園あり、と言われるくらい素晴らしい学校にしていきたい」と、これからの学校生活にむけての決意を述べ、9つの神聖な鐘の音で終了しました。

伊藤学園は、地上5階地下2階で、延べ床面積およそ17432m²で、学びのゲートを挟んで校舎棟とアリーナ棟が建っている構造で、アリーナ棟には、体育館が2つ、屋上には、開閉ドームを備えた温水プールがあります。このスポーツ施設は、5月から区民の皆さんに開放していく予定です。

伊藤学園開校にあたって

公立の学校で、きちんとした学力を身につけられるよう、さらに小中一貫教育を進めていきます。学校はあくまでも児童・生徒のための学びの場です。在校生の皆さんには、十分に、この施設を活用して、たくさんのことを学び、楽しい学校生活を送ってほしいと思います。

品川区長 濱野 健