品川小学校5年生に消防署長から感謝状

更新日:平成20年1月29日

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1月28日の品川小学校の朝礼で、アパート火事の初期消火に活躍した5年生4人に、品川消防署から感謝状と記念品が贈呈されました。

鳥谷寛さん、野中飛鳥さん、溝口怜大朗さん、森紫陽さんの5年生4人は、1月24日、下校途中の午後5時前頃、路上で煙を確認し、窓越しに何かが燃えていることに気付き、付近にいる人たちに大声で火災であることを知らせました。

その後、4人は、知らせを聞いて駆けつけてきた溝口さんの家族と協力して、バケツリレーなどの初期消火に活躍しました。

今回の火災は、子どもたち4人による早期発見と冷静、適切な通報などで近隣の大人たちが駆けつけて街頭消火器やマンションからの散水用ホースなどによる消火活動や避難誘導活動により大きな被害や死亡者を出すことなく鎮火しましたが、火元となったアパートは、高齢者も多く住んでいることから初期消火活動が、もし、遅れていたら大きな被害を出したかもしれないとのことです。

朝礼では、全校児童の見守る中、4人の名前が呼ばれ、登壇。品川消防署長代理の警防課長から1人ひとりに感謝状と記念品が手渡されました。感謝状を受け取った4人は、「家の中で火が出ていて、一瞬慌てたけれど、すぐに、近くの家族に知らせなければいけないと思った」、「日ごろ、学校で行なっている避難訓練を思い出し、口をハンカチで押さえ、慌てずに行動しなければいけないと思った」、「家の中の炎を見たときは、少し怖かった」などと振り返っていました。

品川区では、昨年末にも町会の区民消火隊による初期消火活動に対して消防総監から感謝状が贈られるなど、自助・共助、住民同士の見守りによる安全安心のまちづくりへの取り組みが進んでいます。