次世代育成支援対策推進行動計画の一環として、品川区は東京商工会議所品川支部の協力を得て、中小企業に対して仕事と家庭のバランスのとれた雇用環境づくりの普及と慢性的な人材不足に悩む中小企業の支援として、今年度からワークライフバランス・コンサルティング派遣事業を取り組んできました。その結果を受けて、3月5日、区立総合区民会館「きゅりあん」小ホールで、18時からワークライフバランスフォーラムを開催しました。

フォーラムは2部構成。
第一部は、前横浜市副市長として子育て支援基盤に尽力し、行政の役割を見つめる財団法人横浜市国際交流協会理事長　前田正子さんによる基調講演「なぜ日本社会と企業はワークライフバランス化すべきか」と今年度モデル実施した日本システム開発株式会社（従業員数：男性70人、女性10人）常務取締役　金岡真由美さん、吉村紙業株式会社（従業員数：男性118人、女性61人）代表取締役社長　橋本久美子さんによる成果報告。

第二部では、ワークライフバランスコンサルタントの第一人者、有限会社アパショナータ社長パク・ジョアン・スックチャさん、松竹株式会社人事部長の関根康さん、基調講演を行なった前田正子さんをパネラーに迎え、「いかにして企業をワークライフバランス化するか」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

品川区では、今年度モデル実施した2社の事例を基に導入マニュアルを策定し、今後開催されるセミナーなどで、他の中小企業への普及啓発に活用し、導入の促進を図ります。また、平成20年度も2社にコンサルティングの派遣を実施する予定です。