「私たちがつくる品川区防犯マニュアル」発表

更新日:平成20年3月6日

防犯マニュアル
防犯マニュアル発表会1防犯マニュアル発表会2
3月5日、品川区役所で、「私たちがつくる品川区防犯マニュアル」の発表会がありました。
作成にあたっては、地域安全活動ボランティアの草分け的存在であるNPO法人日本ガーディアン・エンジェルスの協力を得て、町会・自治会で自主防犯活動を行っている区民延べ142人が参加。昨年8月に研修を実施。9月から11月にかけて、品川、大井・八潮、大崎、荏原の4地区に分かれ、防犯の視点で自分の住むまちを歩き、意見を集約。13回の企画会議を経てできあがりました。A4版カラー印刷で36ページ仕立て。写真やカットを多用して、子どもにもわかりやすくなっています。

このマニュアルは、「私たちのまちが主題であること」「私たちの意見が反映されていること」「私たちが行うことが明確であること」を特徴とし、ひとりひとりが防犯の視点を持ち、まちを見直すことが、安全・安心なまちづくりへつながると提案しています。

8ページを割いて掲載しているのは、区民が実際にまちを歩いて不安を感じた箇所の写真や、各地区ごとの不安の声。
比較的住民の異動が少ない品川地区や大井地区では、「近所で知らない人とすれ違い、挨拶をしても何の反応もない」「地域の子ども達や家族を知らない」、ビル街がある大崎地区では「見かけない人が表札をチェックしている」「コンビニの前でたむろしている」、住宅が密集している荏原地区では「公園のトイレが汚くて危険」「道が細くて木の陰が暗い」などの不安の声がでた。マニュアルでは、地域ごとに不安の種をちゃんとみつめるよう、昼と夜の違いを見ること、子どもの目線でまちを歩くことなどを勧めています。
実際にパトロール活動をする場合の持ち物チェックリスト、好感が持てるパトロールの態度・心がけなども紹介。いざというときの通報の仕方も掲載してあります。
別のページでは、街頭、公園、住宅の安全チェックリスト、品川区の安全・安心のまちづくりを進める施策を写真入りで紹介しています。

このマニュアルは、別途防災課においても、地域の防災リーダーとして育成している防災アドバイザーなどの意見やアドバイスをまとめて作成中の「わが家の防災ハンドブック」と合わせ、3月下旬に区内の全家庭約18万5千世帯に配布します。
ご家庭でご近所で、防犯に向けたお話をするきっかけにしてください。