4月4日、区立大井保育園の園庭で、年長児19人が野点を楽しみました。

大井保育園の園庭には、大きなソメイヨシノが2本あり、毎年、この時期に年長園児たちが野点を楽しんでいます。

この日は、柔らかな春の陽射しが降り注ぎ、桜の花びらがヒラヒラと舞い散る絶好の野点日和で、園児たちは、自分の順番を待ちわびていました。自分の順番が来ると、行儀よく正座をし、まずは、「お先に」とゼリー、金平糖、動物の形をしたクッキーを自分のお皿に取り分け、抹茶をたてる先生の仕草を興味津々に見つめながら、お菓子を食べ、口の中を甘くしました。目の前に抹茶が差し出されると「お手前、頂戴いたします」と深くあいさつをし、ぎこちない手さばきで茶碗を回し、天に向かって一気に飲み干す子、一口ずつ味わう子などそれぞれが抹茶を味わいました。

野点を楽しんだ子どもたちは、「桜の木の下で、とても気持ちがいい」、「苦くなくて、おいしかった」などと感想を話していました。

大井保育園では、日本の伝統文化にふれ、礼儀作法を体験してもらうために、年に数回、お茶会を実施しています。