品川区初の中学校統合・荏原平塚中学校開校式

更新日:平成20年4月8日

校章旗授与
庭野校長校歌紹介新入生
4月8日、品川区立荏原第二中学校と同平塚中学校が統合し、「荏原平塚中学校」として開校式が行われました(所在地:品川区平塚3-9-1 学校長:庭野正和)。これは、平塚中学校が小中一貫校となる改築計画が提出された際、隣接の荏原第二中学校と統合することになったもので、既存の中学校が統合するのは品川区では初めてのことです。

開校式と入学式が行われ、それまで2つの学校に通っていた8、9年生の生徒たちが真新しい制服に身を包み、7年生と一緒に式典に参加。濱野健品川区長は「夢と希望を育む学校にしよう」と開校宣言しました。続いて、品川区長から真新しい校旗と校章旗が、庭野校長と生徒代表の今野真利さんに手渡されました。新しい校章は、荏原地区がかつて竹が繁る豊かな台地であったことから、5つの筍で桜の花を模しています。それぞれの花びらの先端部には、切り取った筍の根が描かれており、最上部から時計回りに、1.好学・誠意・鍛錬 2.挨拶をする・時間を守る・約束を果たす・役割を果たす 3、4.旧荏原第二中学、旧平塚中学両校の保護者・学校・地域の連携 5.生命・人権・財産を大切にする態度の涵養を願うことをそれぞれ表現しています。

庭野校長は挨拶で、旧両校の良き伝統を併せて引継ぎ、新しい学校としての歴史を刻んでいく決意を述べ、新しい校章に込められた5つの目標を達成することを誓いました。また、生徒代表で國保花観さんが「期待に応えられるようにこれから励んでいきたい」と、新しい学校の最上級生としての決意を述べました。

品川区の区立小中学校の開校は、昭和59年以来24年ぶりのこと。2年後には平塚小学校も合流して、品川区で4番目の施設一体型小中一貫校が開設する予定です。平成20、21年度は、新校舎の工事のため、旧荏原第二中学校を仮校舎として使用します。荏原平塚中学校の生徒数は、新入生66人(男子31人、女子35人)、8年生98人(男子50人、女子48人)、9年生66人(男子40人、女子26人)の計230人となりました。

最後に、教職員一同が生徒の前に整列し、4月4日にできたばかりの新しい校歌を合唱。出席者に披露しました。新しい校歌は、最近の卒業式の定番ソングとなっている「旅立ちの日に」の編曲を手がけたことで知られる松井孝夫氏が作詞・作曲。「若竹のように~」で始まる歌詞は、かつて竹林だった荏原地区の歴史と、筍のようにのびやかに成長してほしいという願いがこめられています。