東海中学校が日立ソフトと情報モラル授業

更新日:平成20年11月25日

東海中学校情報モラル授業
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11月25日、東海中学校7年生を対象に地域のIT企業、日立ソフトウエアエンジニアリング株式会と連携して「情報の光と陰」をテーマにした授業が行われました。
これは、品川区独自の教科、市民科で正しいコミュニケーションを学ぶ授業として行われたもので、以前から一緒に吹奏楽部の練習などをして交流のある同社のノウハウを活かして、情報モラルを学ぶために企画されたものです。
今日の授業は、地域社会貢献の一環として、日立ソフトの最先端機器を使い、若手エンジニアが講師を務めて行われました。

今日は、まず「ITという言葉はよく聞くし、暮らしに関係していることは知っているけど、それが何かということを知っている人は少ないですね」という講師の問いかけから始まり、「ITとは情報を伝えるための道具」であることを学びました。
情報を伝えるために使う方法について、話し、伝言、身振り、アイコンタクトなどに始まり、手旗信号、のろし、手紙など、電子機器以前の説明に時間を割きました。子ども達からは「矢文」や「糸電話」など大人の予想を超えた回答も出て、授業は楽しく進みました。

「情報を離れた人にすぐに伝えたい」「大勢の人に伝えたい」というニーズからメールやネット、テレビが開発されてきたこと、コンピューターができたからITができたわけではないという講師の話に子ども達は神妙な顔でうなづいていました。
「メールは最先端の機器であるように感じているが、今後はもしかしたらテレパシーみたいなものが開発されるかも」というIT企業ならではの説明もあり、子ども達には大きな刺激になった様子でした。

今日の授業は、情報の光の部分を学んだが、来週12月2日は、それを使う時の注意や怖さを学びます。「メールはすごく便利だが、手書きの手紙がまだ残っている理由を考えてくる」が今日の宿題。
学校は、この市民科授業により、学校裏サイトなど子どもたちが直面している深刻なIT機器をめぐる問題に対して、正しい理解と自己防衛能力の養成を期待しています。