平均年齢83歳超の音楽隊が子どもたちと交流

更新日:平成21年3月3日

09rakuraku-music000
09rakuraku-music11109rakuraku-music22209rakuraku-music333
3月3日、平塚幼稚園(荏原4-5 園児数66人)のひなまつり誕生会で、荏原4丁目町会の高齢者の皆さんが結成した「らくらく音楽クラブ」の歌声が初めて披露されました。

荏原4丁目町会は、学童クラブ跡地の一軒家を改修して品川区社会福祉協議会が都内で初めての試みとして開放した「荏原ほっとサロン」を拠点に町会員や近隣の高齢者、平均年齢83歳超の人たちの健康増進に役立つ活動として「らくらく体操」という軽運動を実施しています。今年度は、9月から身体の健康のための運動のほかに、心の健康増進を模索して、大きな声を出して歌う「らくらく音楽クラブ」を結成しました。月に1回、「らくらく体操」の後に、品川区保健所の紹介による音楽療法士の指導を受けて練習を続けてきました。最高齢者は92歳の女性、男性各1人です。

この日の子どもたちとの交流は、昨年7月に品川音頭の振り付けを数人で子どもたちや保護者に指導したことがきっかけとなり実現しました。

子どもたちのかわいらしい歌声に続いて、「らくらく音楽クラブ」14人は、「花」、「蛍の光」「故郷」の3曲をトーンチャイムの演奏と一緒に披露し、子どもたちの拍手を浴びていました。

メンバーは、子どもたちと一緒に「うれしいひなまつり」を合唱した後、ひとり一人、子どもたちとしっかりと握手。「いつまでも元気で」「今日はありがとう」などの言葉に感極まり涙する人もいました。

荏原4丁目町会と幼稚園は、核家族化が進み、高齢者と子どもの接する機会が減っていく中、今後も、様々な形で交流を続けていきたいとしています。