地域密着型多機能ホーム落成を乳幼児がお祝い

更新日:平成21年3月18日

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3月18日、東大井5丁目の都南病院跡地に竣工した「品川区立東大井地域密着型多機能ホーム」の落成式を行いました。
これは、3年前の区政アドバイザー堀田力さんの「高齢者と小さい子どもが一緒にいる施設はいいですよ」という助言をヒントに、平成15年3月廃院となった社会保険庁都南病院の跡地に、地元住民の意向を入れて設計された高齢者施設と保育園等の複合施設で、高齢者と子どものふれあいや交流を目指しています。
地元待望の施設だけに落成式には、地元の町会、学校関係者などおよそ100人が集まりました。
施設内の区立品川保育園からは、5歳児の19人が参加し、お祝いにドレミの歌と品川保育園の園歌を歌い、新しい施設のオープンを祝いました。

品川区立東大井地域密着型多機能ホームは、地下1階・地上4階。1階が保育園、2~4階が高齢者施設です。3種類の高齢者施設を備え、保育園を併設している施設は、都内では例がありません。

高齢者の施設は、入所施設として、介護専用型のケアハウス(定員29人、3ユニット)と認知症高齢者グループホーム(定員9人)があり、入所は、4月1日から始まります。施設は最新機器が完備されているだけでなく、庭園の見える浴場などもあり、施設入所者が過ごしやすい工夫が随所にみられます。入所者は、本年1月に、品川区民を対象に募集したところ、38人の定員に170人を越える応募がありました。

在宅支援としては、小規模多機能居宅介護施設(登録者25人)が併設されています。これは、登録者の状況や気分にあわせて、ディサービス(通い)・ショートスティ(泊り)・訪問介護を融合したサービスを提供できるもので、区内では3箇所目です。

また、この施設は、介護予防事業の拠点としての機能も持ち、3階の「大井町食堂」では、地域の高齢者を対象とした会食会(区の事業)が予定されています。
屋上は庭園になっており、高齢者が歩行訓練できる手すりがついた通路があります。そのすぐ隣は保育園の子どもたちが遊ぶ広場。品川保育園は、来週23日からこの施設で保育を始める予定で、日常生活の中で高齢者と子どものふれあいが期待されています。