浜川小学校 伝統文化こども能楽教室

更新日:平成21年6月11日

能楽教室
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6月11日、品川区立浜川小学校で「伝統文化こども能楽教室」が行われました。これは品川区独自の小中一貫教育カリキュラム「市民科」の一環で、伝統文化に興味、関心を持ち、普遍的な文化価値を継承、発展させる資質と能力を伸ばすことを目的としています。

今回の教室は「文化庁支援事業 財団法人伝統文化活性化国民協会 伝統文化こども教室」を活用し、5、6年生が能楽の鑑賞会等で学習。そのうち立候補、推薦のあった5年生4人、6年生7人の計11人が、橋岡佐喜男講師(観世流シテ方能楽師)の指導で、放課後に10講座の稽古を行い、この日はその発表会でした。

着付けには練習開始当初は40分かかっていましたが、発表会前の着付けでは約20分で完了。結婚式や披露宴でおなじみの能「仕舞高砂」を2組に分かれて披露。約2分半、扇を使って華麗な舞を舞い、すり足など稽古で培った技術も存分に見せていました。

発表のフィナーレでは、全員の手から紙で作られた「蜘蛛の糸」が華やかに散り、鑑賞していた5、6年生から一斉に歓声が上がりました。参加した6年生の女子生徒は「難しかったけど、練習を重ねていくうちに楽しくなりました」と初体験の能の世界にのめり込んだ様子でした。