早朝抜き打ち 風水害初動活動態勢訓練

更新日:平成21年6月12日

風水害初動活動態勢訓練
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6月12日早朝、大雨・台風シーズンを前に、区役所で風水害初動活動態勢訓練を実施しました。
これは平成3年から実施され、夜間や早朝の職員が不在になる時間帯の風水害に対する初動活動態勢を強化するために、実施日を伏せ、抜き打ちで行っていものです。

訓練は、23区西部に大雨・洪水・雷警報が発令され、道路冠水、浸水被害が発生したことを想定。早朝5時30分に防災課から電話と携帯メールの一斉連絡システムにより連絡があり、区長、両副区長、管理職、関係職員などおよそ200人が集まりました。
今回の訓練は、用意した被害状況を別室に待機した防災課職員が区民に扮して災害本部に電話で連絡し、参集した職員はシナリオを用意せずに、自ら考えて対応するというもの。品川区では初めての訓練です。
「自宅裏のがけが崩れた」「床下まで水が来ている」「木が倒れた」などの通報により、職員が現地調査、建設防災協議会への協力依頼、消毒や清掃の実施、インターネットなどによる広報などを行いました。
これまで車両やトランシーバーの手配は事前に用意されていたが、今回は、職員が何で現場に向かうか、何を持っていくか、誰が向かうかなど、その場で判断するようにしました。
地図を広げ「現地はどこだ」「誰か黒板に書いて」など、緊迫した職員の声が響く中、報告の声が小さいと叱咤される職員もいて、訓練は本番さながらでした。

今回の訓練により、区民から寄せられた情報について、情報の流れ、整理の仕方などに検討課題が見つかりました。
また、対象職員の参集率は9割を越えていますが、交通機関が使用できない場合の参集方法や参集率に課題を残しました。
今後、これらの課題を検討し、災害対策等に役立てていく予定です。