八潮学園 手作りボート進水式 in 勝島運河

更新日:平成21年8月3日

手作りボート進水式1
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8月3日(月)、小中一貫校 八潮学園の生徒が、勝島運河で手作りボートの進水式を行いました。

八潮学園では、平成19年3月に都立産業技術高等専門学校(以下都立高専)と連携した「ものづくり教育モデル」プログラムを開発・実施するための基本協定を締結し、同年3月から「ものづくり」の授業を行なっています。

この日、進水式を実施した手作りボートは2艘で、8年生のステップアップ学習2において、「ものづくりコース」を選択履修している生徒10人(男子9人・女子1人)が制作。ボートは木製の2人乗りで、都立高専の先生2人と、八潮学園の技術家庭科担当の教諭の指導により、船の側面の曲線にベニヤ板を張る作業や、木を削ってのオール作り、防水塗装など、難易度の高い技術も駆使しています。4月から制作を開始し、20時間(2時間×10回)の指導計画で、7月6日に完成し、7月13日には、同校のプールで試乗も行いました。

進水式では、「ものづくりコース」を選択している10人のほか、7、8年生の生徒から希望者12人も参加。はじめに、ライフジャケットを着込んだ生徒が恐る恐るボートに乗りこみ、浸水することもなく運河の真ん中へ向けオールを漕ぎ出すと、集まった生徒たちから大きな歓声がわきました。乗船前には「運河はプールと違うので沈まないか心配」と話していたが、「実際に乗ってみたら浸水することもなくて楽しかった」と笑顔を見せていました。

「ものづくりコース」を選択した生徒は、「成功したことが嬉しい」「色を塗るのが楽しかった」「ボートの側面に板を張る作業は、力が要るので皆で協力した」「将来はものづくりの仕事がしたい」など、成功を喜ぶとともに、ものづくりの楽しさも味わっていました。