区役所屋上庭園で稲刈り

更新日:平成21年10月14日

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10月14日、品川区役所(広町2-1-36)の屋上庭園の田んぼで、区立二葉幼稚園(二葉1-3-24)の子どもたち15人が稲刈りをしました。

区役所屋上には、ヒートアイランドの緩和等を目的に庭園が設置されており、ボランティアの職員が水遣りなどの世話をしています。田んぼもボランティアの職員の手作り。大型プランターにビニールシートを敷き、土と水を入れた約17平方メートルのもので、昨年の12平方メートルよりも大きくなりました。

区役所では、5年前から田植えと稲刈りを行っており、毎年、二葉幼稚園の子どもたちが田植えもしていましたが、今年は新型インフルエンザの流行もあり、ボランティアの職員が5月に田植えをしました。

この日収穫された稲は、「モチミノリ」という品種のもち米。ボランティアの職員によると、「今年はだいぶスズメに食べられてしまった上に、先週の台風18号で稲が倒れてしまった」とのことだったが、収穫量は約10kgと、田んぼが大きくなった分、昨年と変わらない量のもち米が収穫できました。

この日は、雲間から太陽が見える隠れする涼しげな陽気で、絶好の稲刈り日より。子ども達は、ボランティア職員に「今日収穫するのは白いごはんになる稲ではなく、これの原料です」と、四角いお餅を見せられ、「これは何かわかりますか?」との問いかけに「消しゴム!」という珍回答もありました。

子ども達は、稲刈りはもちろん鎌を見るのも初めて。ケガをしないように注意を聞いた後、早速軍手をはめて鎌を握りボランティアの職員と一緒に稲を刈りました。

一束の稲でも子どもの力ではなかなか切れないが、職員の指導で作業を進めるうちに、子どもたちはどんどん上達していき、職員から「来年は一人で出来るね」と声をかけられると満面の笑みを浮かべていました。