杜松小 ぎんなんでボランティア

更新日:平成21年10月22日

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10月22日(木)、区立杜松(としょう)小学校(豊町4-24-15)の3~6年生68人が、校庭にある2本の大銀杏からとれた「ぎんなん」の皮むきを行いました。

同校には樹齢90年以上といわれる大銀杏が3本あり(校誌には大正11年にはすでにあったとされ、子どもたちや地域の人に親しまれている)、そのうちの2本が実をつける雌木。同校では30年前から全校を挙げてボランティア活動に取り組んでおり、展覧会や学芸会の際などに近隣の人にぎんなんを販売して、その収益金をユニセフなどに寄付してきました。

同校は、ラオスのクアンシー小学校と平成18年4月25日からフレンドシップ交流を行っており、収益金の寄付や手紙のやり取りなどをしています。昨年の収益金約6万3000円は、全額「杜松ガーデン」と名付けられたクアンシー小学校にある畑に植える野菜や果物の苗の購入費用として使われ、杜松小の児童が絵を描いた手づくりの「杜松ガーデン」の看板、ボール、バドミントンセットとともに贈りました。

この日は今年2回目の皮むき作業で、10月7日の台風により約8割の実が落ちました。1、2年生が拾い集め、水に浸して皮をむきやすくしておいたものを、ぎんなん特有の匂いの中、3~6年生が手袋をはめて作業を行いました。独特の匂いに苦労している児童もいましたが、3年生の男子児童は「臭いけど、ラオスの人のためになるから」と笑顔で皮むきを行っていました。

同校のぎんなんは、つぶが大きいのが特徴で、今年は平年よりも大きめで豊作だそうです。この後2週間ほど天日干しにされ、2、3年生が100グラムごとに袋詰め作業を行う。これまでは学芸会などで販売されていたが、今年は休み時間などに児童が校門で販売する(100グラム100円)予定で、高田美千代副校長は「これまでは大人の手で販売していたが、子どもたちが実際に販売をすることで地域の人との触れ合いを深められる」と話した。