区役所庁舎で品川カブの収穫

更新日:平成23年1月21日

区役所庁舎で品川カブの収穫
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1月21日(金)、品川区役所庁舎前のプラッツァーで栽培された品川カブを、区立二葉保育園の4歳児が収穫しました。

「品川カブ」は、江戸時代に品川宿周辺で栽培されていた、長さ20センチほどの細長いカブです。冬を越して春まで食べる漬物の材料として作られていましたが、品川では栽培が途絶えていました。2007年11月に小平市で形がそっくりな「東京大長カブ」が栽培されていることがわかり、その後、品川で栽培したこのカブに品川カブの名称を使用することが認められました。

この日収穫されたのは、2つのプランターに植えられた11株のカブ。
品川カブの復活に力を注いでいる方達で作る会「東海道品川宿なすびの花」から、「区役所でも品川カブを栽培し、来庁する区民の方に見てもらうことで、江戸野菜品川カブの存在を知ってほしい。」とのことから、昨年の10月上旬に、種まきしたプランターを寄贈されました。3ヵ月半の間、区職員が丹精を込めて育て、収穫の日を迎えました。

二葉保育園の4歳児11人は、まず普通のカブと品川カブの違いを区職員お手製のフリップボードで説明を受けてから順番にカブの前に進み、「すごい、大きい!」「抜けないよ~」と、大はしゃぎで収穫を楽しんでいました。この日収穫されたカブは、保育園の給食で子ども達に振舞われる予定です。
同園では、昨年の11月に区役所からお裾分けされた品川カブの種をまき、園児達が大切に育てており、もうまもなく収穫の時期を迎えます。子ども達にとっては、保育園での収穫を前に、楽しい予行演習となりました。