品川カブ新商品が続々登場 カブビールも

更新日:平成23年2月14日

品川カブ新商品
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2月14日、品川カブを使った新商品に濱野健区長が舌鼓を打ちました。

品川カブは、江戸時代に品川宿周辺で栽培されていた漬物用の長カブ。その後栽培が途絶えていましたが、3年前、北品川の八百屋さん大塚さんが、小平市で形がそっくりな「東京大長カブ」が栽培されていることを見つけました。

大塚さんは、このカブを「品川カブ」として販売することを認めてもらい、品川宿の皆さんにカブに関連した商品開発をお願いしてきました。

それに応えて、ケーキ、まんじゅう、餃子、漬物などができ上がり、今日は、大塚さんをはじめ、商品を作った皆さんが、新商品や改良した商品を持って濱野区長を訪問したものです。

一昨年はケーキ「蕪」、昨年はチーズスフレ「蕪チーズ」を作って話題になった「孝庵」(きょうあん北品川2)の田中さん。今年は品川カブを使ったサブレ「品川カブレ」を作り、開発中という品川カブの生チョコも披露しました。
餃子を開発した「しおの屋」(南品川5)の塩野さんは、コラーゲンスープを入れるほか、餃子をつかみやすいように皮にすべり止めを入れて改良。「すべり止め」だけに受験生にも好評だそうです。
まんじゅうを作った、伊勢屋(北品川2)の岸さんは、新たにあんこにカブを入れてさっぱりと仕上げたどら焼きを開発しました。
また、新馬場で「中華味丸」(北品川2)を営んでいる中村さんは、品川カブを使った醤油ベースのあんかけラーメン、ニンニクと唐辛子などを入れた品川カブの炒め物をラインナップに加えました。

いずれも地元の方にとどまらず好評を博している自慢の品で、濱野区長は試食しながら「おいしい」と繰り返しました。しかし、さらに現在商品化に向けて開発中であるという品に、濱野区長もビックリ。

その商品とは「品川カブビール」。昨年品川区初となる発泡酒酒造免許を取得し、様々な地ビールにこだわり、自らもビールづくりにチャレンジしている小畑さん(小山7)は「品川でやるからには品川のものをと思いまして」と、麦芽に品川カブを摩り下ろしたジュースを入れた試作品を持ち込まれました。

一口味見をした濱野区長は「後味でカブの風味がする。ピリッとするね」とビールと品川カブを合わせる発想だけでなく、斬新な味わいに何度も頷いていました。

「野菜をビールの原料にするのは難しい」(小畑さん)ということですが、品川カブは風味がしっかりした野菜。そこに目をつけて小畑さんは「いけるのではないか」と開発に着手しました。今夏の商品化を目指しているそうですので、今年の熱帯夜にはピリッと品川カブの酸味が効いた「品川カブビール」で乾杯! が今から楽しみですね。