東日本大震災を踏まえた中小企業の防災・危機管理講演会

更新日:平成24年1月26日

中小企業の防災・危機管理講演会
挨拶する本間副区長講師の山村武彦さん講演に聞き入る参加者
1月26日(木)、品川区役所で防災システム研究所の山村武彦さんを講師に招いて「東日本大震災を踏まえた中小企業の防災・危機管理講演会」が開催され、企業関係者など約180人が参加しました。

講演会は、東日本大震災を踏まえ、企業にあらためて問われた防災・危機管理体制のあり方や、災害発生時に事業リスクをなるべく小さく、かつできるだけ早く事業を復旧するために必要不可欠な事業継続計画(BCP)をいかに実践的なものにできるか知っていただくために開催されました。

はじめに、本間副区長から「防災対策には地域と企業と行政の連携・協力が必要であり、区では様々な機会を通じて三者で連携協働した取り組みを進めております。この講演会をとおして、事業継続計画の策定や、帰宅困難者対策など企業の防災対策や危機管理対策に役立てていただきたい。」と挨拶しました。

講師の山村さんからは、防災・危機管理のポイントは、まず家庭と自分から行うこと、小さな地震を訓練と思って行動することで大地震の時にも対応できる、など個人でできる対策をとることが重要と話されました。また、企業が災害時の事業継続計画を策定する際は、災害想定やマニュアルにとらわれず、自分の会社に合った計画を策定すること、形式的ではなく、繰り返し図上討議などを行い実践的な計画とすることが必要など、150ヶ所以上の災害現地調査やその経験から学んだ実践的な防災・危機管理対策のポイントなどがわかりやすく説明されました。