区内3消防署長が平成23年度の災害状況等を報告

更新日:平成24年1月31日

区内3消防署長が平成23年度の災害状況等を報告
区内3消防署長が平成23年度の災害状況等を報告区内3消防署長が平成23年度の災害状況等を報告
1月31日(火)、品川区内の品川、大井、荏原の3消防署長が区役所を訪れ、濱野区長に平成23年度の災害状況などの消防行政の報告を行いました。

 まず、島津品川消防署長から区内全般の火災の災害状況や、救急搬送の件数、各団体が受賞した表彰などについて報告がされました。
 その中で、大井消防署と荏原消防署管内での火災発生件数が、消防署の開署以来最少の数値を記録したことや、火災原因のうち区内の放火が大幅に減少していることなど、地域の防火・防災活動が着実に成果を挙げていることを裏付ける、うれしい報告がありました。
 
 一方で、救急搬送件数は増加の一途をたどっており、昨年区内で救急要請があったのは20,285件。区の人口に対する発生割合は5.7%で、都全域に比べても若干高い割合となっているという結果が伝えられました。

 続いて、渡邉大井消防署長からは、昨年11月に滝王子出張所に配備された救急隊の活動や、若い団員を中心とした消防団の活動についてのあり方検討会を行い、地域の中での消防団の関わり方や団員の確保などの課題に取り組んでいることなどが報告されました。

 石川荏原消防署長は、武蔵小山パルムなどの商店街との災害協定締結などに触れ、今後も地域防災力の向上に努めていくという力強い決意が述べられました。

 報告を受けた濱野区長は、「区、消防、地域と区内全体で防災について考えていかなければならない。互いに力を合わせて対処していきましょう」と話しました。

 この冬、都内で35日連続した乾燥注意報が発令されるなど、カラカラ天気が続いています。皆さんも、火の元には、十分にご注意ください。