被災地から区内に避難されている方の交流会

更新日:平成24年3月24日

被災地から区内に避難されている方の交流会1
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3月24日(土)、品川ボランティアセンター(大井1-14-1)で、東日本大震災の被災地から品川区内に避難されている方の交流会が行われました。

これは、東日本大震災で被災し、品川区内に避難している方を対象に、品川区社会福祉協議会が主催したもので、今回が3回目。同じ品川で暮らす同郷の方と情報を交換し、少しでも心和らぐ時間を共有してもらおうと開催されました。

現在、品川区内には約140人の方が被災地から避難されています。今回は、福島県浪江町や宮城県石巻市などから避難されている方13人が参加しました。はじめに主催者を代表して品川区社会福祉協議会の小野事務局長から「困難な状況の中で、避難されている方同士が繋がりを持つこと、さらに地域の中でも繋がりを持つことはとても重要なことだと思います。参加された皆さんで交流を深めていただき、いろいろな情報を共有していただければ幸いです」と挨拶しました。

交流会は、昼食をとりながら進められ、用意されたお弁当を食べながら参加者同士の情報交換が行われました。石巻市からご夫婦で避難されている山田さんは、津波で自宅ごと流された体験を語り、「奇跡的に助かった」と打ち明けていました。また、浪江町から避難されている五條さんは、「自宅は山奥にあるので地震の被害はほとんどありませんでした。ただ、その後の原発事故で帰ることができなくなってしまった」と話していました。

昼食の後は、職員から福祉や観光、桜の名所などの区内の情報や、就業に関する話などがあり、参加者は熱心に説明に聴きいっていました。

参加者同士で連絡先を交換する姿も見られ「桜が咲いたら一緒に花見に行きましょう」と交流を深めていました。参加した女性は「やっぱり同じ痛みを共有しているもの同士、一緒に話して笑いあうだけでとても元気が出る。また、次も参加します」と笑顔を見せていました。

品川区社会福祉協議会では、今後も同様の交流会を予定するなど、被災地から区内に避難されている方を様々な形で支援していきます。