目黒のさんまが取り持つ縁 宮古の中学生が品川区を訪問

更新日:平成24年4月17日

荏原第五中学校の生徒からのメッセージと記念撮影
濱野区長と懇談宮古市の広報紙を手にあいさつする濱野区長区議会の本会議場を見学庁舎の免震装置を見学屋上庭園から品川区内を見渡す中学生たち目黒の誕生八幡神社で小林さんの説明を聞く中学生たち目黒の誕生八幡神社で小林さんの説明を聞く中学生たち目黒の誕生八幡神社前で記念撮影
4月17日(火)岩手県宮古市の市立河南中学校の3年生11人が、修学旅行の一環として品川区役所を訪れ、濱野区長と懇談しました。

品川区と宮古市は、毎年目黒の駅前で開催される人気イベント「目黒のさんま祭り」が縁で、平成14年に災害時における相互援助協定を結んでいます。

中学生たちは今回、修学旅行のカリキュラムの一環として、品川区役所に「職場訪問」に訪れました。

自己紹介につづき、それぞれが東日本大震災で被災した体験やこれまでの品川区の支援に感謝の言葉を述べると、濱野区長は「震災から少しづつ立ち直り、修学旅行に送りだしてくれた周囲の方への感謝の気持ちを忘れないでください。皆さんが、これからの宮古を支える人材です。故郷を愛し、支えていってください」と、中学生たちにエールを送りました。
また、区立荏原第五中学校の生徒たちからのメッセージも手渡されました。

懇談後、中学生たちは区議会の本会議場などを見学し、マイクロバスで移動。
途中の武蔵小山商店街を見学する5人が下車し、残る6人が目黒駅前の誕生八幡神社へ向かいました。

誕生八幡神社では、目黒のさんま祭りの実行委員でもある、目黒駅前商店街振興組合の小林 将樹さんが中学生たちを出迎えました。
小林さんから地元・宮古と品川のこれまでの関わりなどについて説明を受けると、中学生たちは真剣な表情でうなずきながら話を聞き、昨年のさんま祭りの写真を興味深げに眺めていました。
 
今回の「職場訪問」のリーダーを務めた、河南中学校3年生の大井あすみさんは、「震災の影響で、目黒のさんま祭りが出来なくなるかもしれないというニュースを見て、宮古と品川の関係を知った。もっとたくさんのことを知りたいと思って、訪問先に品川を選びました」と笑顔で語りました。