120匹の鯉が空を舞う!三木小学校 伝統の鯉のぼり上げ

更新日:平成24年4月21日

大崎シンクパークタワーをバックに、三木小学校の鯉のぼり上げ
同窓会から今年寄贈された8メートルの真鯉三木小学校同窓会の小柴会長体育館で鯉のぼり上げの準備2体育館で鯉のぼり上げの準備1ロープに繋いだ鯉のぼりを皆で校庭に運ぶ鯉のぼりを上げる児童たち1鯉のぼりを上げる児童たち2児童代表のあいさつ
4月21日(土)、今年で開校90周年を迎える区立 三木小学校(西品川3-16-28)の伝統行事である鯉のぼり上げが行われ、120匹の鯉が大空に舞い上がり、校庭の空を埋め尽くしました。

この鯉のぼり上げは、1983年からPTAや同窓会、地域の方などの協力のもとに始められ、今年で30回目を迎えました。
子どもたちに日本の伝統文化を知ってもらい、健やかに成長していって欲しい、という願いを込めて毎年行われています。
数10匹からはじまった鯉のぼり上げでしたが、地域の方から「家に眠っている鯉のぼりも一緒に上げてほしい」と寄付されるようになり、現在は総勢120匹となりました。

鯉のぼりを空に上げる役目は最高学年の6年生57人。
まず体育館で、床いっぱいに広げられた鯉のぼりを、およそ40メートルある3本の長いロープに一人ひとりが取り付けます。
その後全員で校庭に運び、「鯉のぼりの歌」が流れる中、先生の合図で順々に手を離すと、鯉のぼりは勢いよく空へ舞い上がりました。

120匹の鯉のぼりが頭上を舞う中、代表の児童が「色とりどりの鯉のぼりを見ると、新しい1年が始まる気がしてワクワクします。ずっとこの伝統行事を続けていって欲しい」とあいさつ。そして児童全員で、今日の鯉のぼり上げのために集まってくれた同窓会や、PTA、地域の人たちに「ありがとうございました」と大きな声で感謝の気持ちを伝えました。

30年前の鯉のぼり上げから参加している、三木小学校同窓会の小柴会長は、「鯉のぼり上げで一番大変なのは、鯉のぼり同士が風で絡まってしまうこと。実は毎日、同窓会やPTAの父母、地域の人たちが学校の始まる前に登校して、鯉のぼりを元に戻しています。子どもたちの笑顔を見られるように、これからも続けていきますよ」と笑顔で意気込みを語りました。