品川区まちづくり講演会を開催 ~防災力向上 今後20年のまちづくりを語る~

更新日:平成24年11月10日

品川区まちづくり講演会
濱野区長あいさつ越沢明 北海道大学大学院教授熱心に聞き入る参加者2熱心に聞き入る参加者1
11月10日(土)、区役所第3庁舎6階講堂(広町2-1-36)において、区民を対象とした、品川区まちづくり講演会を開催しました。

講師に越澤 明北海道大学大学院教授を招き、品川区まちづくりマスタープランの素案をふまえた「東京区部のまちづくりの歩みと課題」をテーマに講演。
越澤教授は、区が策定している、「品川区まちづくりマスタープラン」の策定委員会委員長も務めていることから、この概要説明もあわせて行われました。
会場には約160人の参加者が集まり、今後の品川のまちづくりへの関心の高さがうかがえました。

講演に先立ち、あいさつに立った濱野区長は「社会の変化にあったまちづくりのためには、現在の品川のまちを手当てし、リニューアルすることが必要」と、区民の皆さんへ理解と協力を求めました。

その後の講演では、品川というまちが形成された歴史や経過、それに伴なう問題や課題などについて、パワーポイントを使った越澤教授の分かりやすい説明に、参加者はメモを取りながら、真剣な表情で聞き入っていました。

区は現在、これから20年間のまちづくりの方向性を示す「まちづくりマスタープラン」の策定を行っています。
プランの最重点ポイントは、安全・安心を実現するための防災力の高いまちづくり。
この中でも特に、これまで未着手となっていた都市計画道路の整備促進が、重点施策として位置づけられています。
区内の木造密集地域を縦断し、火災延焼の危険を軽減するこの都市計画道路が、区民の安全を守るために不可欠であることなどが盛り込まれる予定となっています。

11月11日(日)からは、パブリックコメントを実施。
プランへの区民意見の反映を経て、平成24年度末の公表に向けた作業を進めています。