防災区民組織研修

更新日:平成24年12月1日

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12月1日(土)、荏原文化センター大ホール(中延1-9-15)で、防災区民組織の意義や役割などの基本知識を体系的に学ぶことを目的とした区民参加型の研修を行い、約280人の区民が参加しました。

防災区民組織とは、災害時に地域住民が協力し、被害の拡大を防ぐことを目的に活動している団体です。町会や自治会の単位でおもに活動しており、今回の研修には各組織からそれぞれ2~3人の防災リーダーが集まり、万が一の災害に備えて、区民防災組織のあり方などを学びました。

濱野区長は「発災直後は、自助と共助が特に重要になります。今回の研修をとおして、さらに共助の要として活躍してください」とあいさつしました。

公益財団法人市民防災研究所理事である池上三喜子氏による「地域防災力の向上」をテーマとした講演では、火災や地震などいざというときに備えるためのアドバイスや、対策を行った場合の成功事例を紹介。

次に行われた防災シミュレーションゲームでは「津波警報が発令したので皆で声を掛け合い、高い場所への避難を完了したが見当たらない人がいた場合、探しに戻る?」といった設問に対し、参加者は「Yes」か「No」で回答しました。「No」を選んだ一人は「3・11の教訓から、戻って探していたら時間が足りず津波が来てしまう」と、選んだ理由を発表。それに対して、コメンテーターが解説やアドバイスを加え、10~15問程度行いました。

設問に正解はなく、防災区民組織のリーダー、あるいは一人の被災者として、災害時におけるさまざまな「もしも」の場面を想定し、自分ならどうするか、他の人はどう考えているのか、多角的な視点や価値観を知ってもらえるような内容となりました。

参加者は、災害時こそ冷静な判断が重要であることを、シミュレーションゲームをとおしてわかりやすく学びました。