環境講演会&しながわ環境大賞授賞式&みどりの顕彰式

更新日:平成25年2月16日

環境講演会&しながわ環境大賞授賞式&みどりの顕彰式
授賞式の様子濱野区長あいさつ講演する椎名誠氏満員の会場講演会の様子活動報告1活動報告2環境まちづくり親子川柳の受賞作品
2月16日(土)、きゅりあん(東大井5-18-1)で「環境講演会&しながわ環境大賞授賞式&みどりの顕彰式」が開催されました。

環境大賞は、区内で地球温暖化防止、地域環境の保全、ごみの減量化・リサイクル活動、環境教育など、環境保全に関する優れた活動を行っている団体、企業、学校等又は個人を顕彰し、その活動内容を広く区民に紹介することにより、区民の環境保全に関する自主的な取り組みを促進することを目的としています。

環境大賞には25団体の応募があり、3団体が大賞を受賞。
月に一度、社員が大崎や目黒川周辺の清掃活動を行うなど、会社全体で環境活動に取り組んでいる株式会社日立システムズ、五反田商店街振興組合と西五反田1丁目町会が中心となって、五反田駅周辺の美化清掃・街路灯周辺の植栽活動等を行っているクリーン五反田、地域での蚊・害虫駆除活動を街ぐるみで行っている荏原4丁目町会が、大賞に選ばれました。
このほか、環境賞には6団体が選出されました。

引き続き行われたみどりの顕彰式は、みどりの条例に基づいて緑化を行った建物の中から、地域の環境や景観の向上に寄与するような、優れた物件を顕彰するもの。

今年度、67件の緑化計画の中から緑化大賞を受賞したのは、生物多様性や周辺地域の景観に配慮した「大崎フォレストビルディング」と「ルフォン不動前」の2物件。また、緑化賞には1物件が選ばれました。

授賞式で濱野区長は「私達人間の都合で、自然環境に対して取り返しのつかないことをしてしまう前に、深く考え気付かなければなりません。日々の生活の中で出来る一つ一つの小さな積み重ねが、環境を守ることに繋がります。これからも環境について考え行動をおこし、今日という日を、日本・環境・地球を考える契機としていただきたい」と挨拶しました。

授賞式に続いては、作家の椎名誠氏を講師にむかえ「世界で見てきた自然と人間」と題した環境講演会が行われました。
世界中を旅してきた椎名さんが、「日本の公衆トイレは間違いなく世界一。清潔で、トイレットペーパーも完備。国によってはあっという間に盗まれてしまう」など、各国のトイレ事情を語ると、会場からは笑い声があがりました。
また、「21世紀は水資源を争奪する水戦争の世紀と言われている。日本は豊かな水を当たり前と思わず、大切に守っていかなければいけない」と訴えました。

講演の後は、しながわ環境大賞と、みどりの顕彰受賞者による活動報告会が行われ、訪れた参加者にとって環境を考える一日となりました。