戸越四丁目「宮前花広場」、西大井六丁目「ふれあい広場」 2つの防災広場が開園

更新日:平成25年4月21日

宮前花広場 鍵引渡し
宮前花広場 縁台宮前花広場 資機材が収納可能戸越四丁目町会越智会長宮前花広場 参加者ふれあい広場 鍵引渡し西大井六町目渡辺会長ふれあい広場 炊き出しふれあい広場 参加者
4月21日(日)、戸越四丁目「宮前花広場」(戸越4-9-19)と西大井六丁目「ふれあい広場」(西大井6-3-1)、2つの防災広場が同時に開園しました。

品川区では、平成23年度より品川区地域防災計画の改訂に着手し、昨年、都が公表した新たな被害想定などをもとに、災害への対応などを検証。平成25年2月27日の品川区防災会議で「品川区地域防災計画」を改訂しました。
本計画においても、防災広場の整備・拡充は、木造密集地域の不燃化に向けた取り組みとして重要な施策のひとつです。

昨年度までに、密集住宅市街地整備促進事業等のなかで30カ所の防災広場がすでに整備されており、さらに、今年度に入ってからは、4月13日(土)に開園した豊町三丁目「ほうさん広場」を含めて新たに3カ所が加わり、合計33カ所の防災広場が整備されたことになります。
いずれの広場も、災害用トイレやかまどベンチ、耐震性防火貯水槽などの設備を備えているほか、広場自体が近隣へ火災が延焼することを抑制する役目を果たしています。

今回、開園した防災広場にはそれぞれ次のような特徴があります。戸越四丁目の「宮前花広場」は、限られた敷地面積を工夫して、内部に資機材が収納できる縁台が設置されています。また、西大井六丁目の「ふれあい広場」は、隣接する消防団の本部施設と一体となり初期消火活動の拠点として機能できます。

両園の開園にあたり、濱野区長は「平時は高齢者や子どもたちの憩いの場として、災害時は災害対策活動の拠点として広場を活用してほしい」と思いを語りました。
これを受けて、戸越四丁目町会の越智克巳会長は「公助の面で次々に防災広場が整備されて非常に心強い。地域の共助、個人の自助に対する意識をますます強くもち、地域の安全を守っていきたい」と、また、西大井六丁目町会の渡辺義雄会長は「雨で寒いなかの開園ですが、大勢の方に出席いただきありがとうございました。温かい炊き出しの試食を用意しています」と話しました。

両園とも、悪天候にもかかわらず多くの地域住民が参加し、閉会後には炊き出しの試食が行われました。