都市復興模擬訓練

更新日:平成25年7月12日

都市復興模擬訓練 まちの点検
まちの点検・実地調査グループ毎に点検マップを作成点検マップ作成作業点検マップ
7月12日(金)、東京都都市整備局が主催する、平成25年度都市復興模擬訓練が行われ、都内23区と市町村の職員76人が参加して荏原町地区(荏原町駅周辺)を歩き、実地調査などを実施しました。

この訓練は、都内の区市町村職員を対象に平成10年度から毎年行われており、今年で16回目。品川区を対象地区としての開催は、平成21年度の二葉・豊町・戸越地区に続いて2回目となります。

東京都が策定した震災復興マニュアルに基づき、復興まちづくりのプロセスについて模擬訓練を行い、職員のより一層の意識の向上と、復興手順の習熟を図ることを目的に実施しています。

東京都が平成20年2月に公表した「地震に関する地域危険度測定調査」によると、荏原町地区は火災・建物倒壊ともに高い危険度とされています。

当日は、荏原第5区民集会所に集合し、本日の作業内容や注意事項を確認し、10班に分かれ順次荏原町地区に入り検証を始めました。

まちの点検の着眼点は、以下の3点です。一つは、老朽建物や壊れた塀や閉ざされると困る道路など、復興時に改善すべき点は何か。二つ目は、まちのよいところ、残したい景観など、復興まちづくりに活かしたい景観、資源はないか。そして、三つ目は復興時に時限的であっても、仮設住宅や市街地施設の設営が可能な公園や駐車場等はないかなどをチェックしました。

現地調査の後は、集会所に戻り、グループ毎に実地調査に基づくマップ作りを行い、班ごとに発表を行いました。

区ではこうした訓練等を通して、職員の意識向上と災害に強いまちづくりを進めていきます。