4区合同初開催 品川周辺地域ものづくり商談会

更新日:平成25年8月27日

品川周辺地域ものづくり商談会
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8月27日(火)、品川・港・江東・目黒区の中小製造事業者を対象とした「品川区周辺地域ものづくり商談会」が、きゅりあん(東大井5-18-1)で行われました。今回で3回目となりますが、過去2回は品川区単独での商談会で、区外企業を招いての開催は初。これまでは受発注延べ約60社の参加でしたが、今回は111社が参加しました。

長く続いた不況の影響で、都心のものづくり企業は移転・廃業などにより、地元のネットワークにもほころびが生じました。この商談会は、中小企業製造事業者の企業間ネットワークを再構築し、企業活力を増進することが目的。過去2回の品川区単独での商談会でも、総計2,000万円を超える取引が発生したことから、港・江東・目黒の3区にも対象を広げました。

商談は1回25分で、最大5回行うことができます。組み合わせについては、事前に提出された各企業のPR用紙を参加企業に配布。その上で区に通知された商談先希望や各企業の特性を事務局が考慮し、受注側、発注側のマッチングを行いました。

品川区二葉でおもにプラスチック製品を製造し、創業40年を迎えた株式会社ケンモチの剣持豊代表取締役は、今回が初参加。1回目の商談を終え「うちもそこそこの仕事をやってきたと思っていたが、精密なものをつくっている企業がありビックリした。勉強になります。この後3社回るので、うちと合うお客さんに会えそうです」と、笑顔で2回目の商談の席に着いていました。

また、この商談会において区内企業間で新たな取引が発生した場合には、発注者に取引額の5%、最大100万円を品川区が助成します。商談会の今後について、区の担当者は「本日の結果を見定めながら、区内企業の活性化をベースとし、さらなる販路拡大、商談会のバージョンアップを図っていきたい」と、ビジョンを語りました。