「健康大学しながわ」の第6期生23人が12月13日（土）、区役所の講堂で卒業式を迎えました。

「健康大学しながわ」は、区民の方が健康について総合的に学び、それをもとに地域で様々な健康づくり活動ができることを目的に21 年度より開校しました。※学長は、濱野区長が務めています。

初めに、学長代理の山田副区長が「今回、知り合った仲間を大事にしながら、2020年東京オリンピック・パラリンピックのサポートを含め、地域の中で自主グループとして様々な活動をますます進めてください」とあいさつしました。

続いて、卒業式を前に、第一部として「探求テーマ発表会」が行われました。第6期生は6月に入学しおよそ半年の間、「公開講座」「健康探求講座」「コミュニケーション講座」「運動講座」の4講座の全22カリキュラムを通じて、地域で健康づくり活動を展開するために必要な知識について系統的に学習。この日、5つのグループに分かれ、日常生活の中で効果的で簡易な運動を紹介したり、全般劇仕立てでユーモアをたっぷり交えて発表するなど、それぞれ趣向を凝らして学習の成果をアピールしました。

【探求テーマ発表会のグループ名とテーマ】
　1.歯っぴいまうす「歯を磨こう！人の世話にはならないぜ！（歯周病予防で認知症予防）」
　2.マッスルハッスル「お腹の脂肪を減らすには？」
　3.輝きプロジェクト「油と脂について」
　4.ココロコモ「楽得（らくとく）ロコモ予防（いつでもどこでもロコトレを）」
　5.チーム Kei‐chan「さあ、始めよう!!『運動継続の方法』」

さらに、健康科学を専門にし品川健康プラン21の策定委員会の委員長も務めた東洋大学の齊藤恭平教授が講演し「健康づくりは、地域が主体的に活動するのが好ましく、品川らしさが大切です。地域の方がそれぞれの考えでそれぞれが実践すれば地域が変わっていきます。是非、卒業生の皆さんが中心となって、品川独自の健康へのムーブメントをおこしていただきたい」とエールを送りました。

第二部では卒業式が行われ、卒業生は、品川保健センター 太田所長から卒業証書をしっかりと受け取りました。来賓を代表し、品川区民健康づくり推進協議会 上野 正巳 会長が「発表内容のレベルは高く、最新の情報をもとによく探求されていました」と卒業生の半年間の取り組みを労い、「今回、健康を本気で話しあえる仲間と知り合えました。皆さんが力を合わせ、地域の健康づくりの情報発信役となり、多彩な健康づくりを展開していただきたい」と卒業生への期待を熱く話しました。

それぞれの健康を開花させ、一緒に学んだ仲間や地域の人々と共に、今後は自主的に健康づくりの輪を広げるための地域活動を行っていきます。



【しながわ健康プラン21（素案）に関する意見を募集中】

平成26年4月に改訂した品川区長期基本計画では、都市目標の一つに「みんなで築く健康・福祉都市」を掲げました。それを踏まえ、区民一人ひとりの健康に対する関心を高め、健康の維持・促進に向けた生活習慣の改善などの取り組みを呼びかける計画を策定しています。
このたび、素案がまとまりましたので、皆さんのご意見をお寄せください。締め切りは12月25日（木）です。