品川区災害対策本部訓練 各部門の役割の実践訓練

更新日:平成27年2月7日

本部会議の様子
本部会議で指揮する濱野区長コールセンター防災課ホワイトボードに状況が書き込まれる道路調査を行う職員自転車で道路調査に出掛ける職員
品川区災害対策本部訓練が2月7日(土)、区役所で行われ、職員約200人が参加しました。

平日の午前9時15分に、千葉県南東沖を震源とする地震が発生し、区では震度6強(最大震度7)、また、東京湾内に津波警報が発令されたという想定で、その後に起こり得る様々な状況を訓練の統制側の職員が各部門に伝達することで、実災害時の役割を実際に行なってみる各部門の役割実践訓練を図上シミュレーション形式で行ないました。

訓練開始に先立ち、本部長である濱野区長は「この訓練をやることによってどういうことが課題なのか、それを見つけてどう改善していくかに主眼をおいてください」と、今回の訓練の狙いを説明。その後、(仮想の)地震が発生し、本部会議を招集、本部長より 1.津波からの円滑な避難 2.道路の確保 3.医療の確保 4.本部機能の確保の4つの目標が掲げられ、各部この目標に向け約2時間30分の想定に対処しました。

今回は、各部から訓練の統制者を選出し、部課長を含めた訓練実施者と、各部の対処項目などを事前に検討してもらい準備も含めて工夫や課題発見に努めました。また、道路被害状況調査や応急給水といった発災直後に起こりえる状況に対し、実動による訓練を実施。道路被害状況調査では、関係機関からの情報が取れず、全く道路状況が分からないという状況のもと、職員が車を使わずに、徒歩もしくは自転車で区内の道路被害状況調査に出発しました。

また、昨年度は本部会議のみだった本部の訓練も、新たに本部運営訓練が加えられたことで、各部門の役割がより明確化されました。訓練後には、さらなる改善に向けた話し合いが各所で行われており、職員からも「こういう形でやってみてよかった」との声が上がっていました。