品川歴史館30周年記念講演「茶室の見方・楽しみ方」

更新日:平成27年5月16日

初めのあいさつをする小沢教授
茶室のつくりを開設する小沢教授熱心に講義を聞く参加者松滴庵
品川歴史館(大井6-11-1)が開館30周年を迎えることを記念して5月16日(土)、記念講演会「茶室の見方・楽しみ方」が行われました。

同館は、郷土資料の保存と活用、区民文化の向上を目的に1985年(昭和60)開館。5月19日(火)に開館30周年を迎えます。

同敷地は、昭和初期に安田財閥系の安田善助氏邸として作られたもので、その後は吉田秀雄記念館(株式会社 電通所有)として茶事などに利用されてきました。
かつて当時の財界人を招いてたびたび茶会が催された、茶室「松滴庵(しょうてきあん)」は、当時のままの形で残されていましたが、老朽化が進み平成26年に改修工事が行われました。今後は、区の貴重な文化財として保存していく予定です。

この日、東海大学工学部建築学科 小沢 朝江教授を講師に迎えて行われた講演会には、約60人が参加。建築面から見た茶室の変遷や、茶室の広さや入り口、床の間などの話に、メモを取りながら熱心に聞き入っていました。

17日(日)には、茶室松滴庵が解説付きで公開。書院でヴァイオリン二重奏も行われます。また19日(火)には、来館者に記念の日絵葉書が進呈されます。

両日とも、観覧料は無料となります。ぜひご来館ください。

◎開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
◎休館日  月曜日、祝日(日曜日と重なった場合は開館、月曜日と重なった場合はその翌日も休館)、年末年始
         ※展示替え、資料室燻蒸などの臨時休館もあります。
◎観覧料  一般 100円  小中学生 50円
      (品川区立・区内在住の小中学生、70歳以上の方、障害のある方は無料)
      ※17日(国際博物館の日)、19日(品川歴史館記念の日)は観覧無料
◎交通
      □JR・東急・りんかい線大井町駅下車 徒歩15分
       東急バス池上駅・蒲田駅行にて鹿島神社前下車 徒歩1分
      □JR大森駅下車 北口より徒歩10分
      □京浜急行立会川駅下車 徒歩13分