御殿山小学校で科学の楽しさを学ぶ体験授業

更新日:平成28年9月8日

科学の楽しさを学ぶ「光りの科学」授業
本物の道路標識で反射を学ぶ車のナンバープレートで反射のしくみを学ぶLED電気で反射を確認するスリーエムジャパン社員による目に見えない光の実験実験に見入る6年生出張授業の様子
区立御殿山小学校(北品川5-2-6)で、平成28年9月8日(木)、6年生49人を対象に「光の科学」をテーマにした科学実験教室の出張授業が行われました。

 出張授業を行ったのは、しながわCSR推進協議会に加入しているスリーエム ジャパン株式会社(北品川6-7-29)。同社はサイエンスカンパニーとして、産業向け資材から日用品に至るまで、建設・建築、自動車、エレクトロニクス、ヘルスケアなどの幅広い分野で製品・サービスを提供しています。また、国内の主要な製造事業所や研究所において地域貢献活動の一環として、毎年小学校高学年の児童を対象とした科学実験教室を開催しています。
 区内では、本社が御殿山小学校の近隣にあることから、地域社会との交流の場として、2014年から毎年テーマを変えて出張授業を開いており、本年で3回目となりました。

 本年のテーマは“光の科学”。「光ってなんだろう?」「光にはどんな特徴があるだろう?」等、小学生が身近な生活の中で疑問に感じる光について、観察や簡単な実験を通じて子ども達の疑問を解き明かしていくものです。
 最初は「道路標識がなぜ光って見えるのか?」。実物の道路標識やナンバープレートをじっくり観察し、光を当て反射板の構造を学び、実用化されていることを学びました。
 つづいての疑問は「リモコンから出ているのは光?」です。リモコンを使った簡単な実験を行うことによって、赤外線のように人間の目では見えない光があることを学び、社会生活の中で活用されている事例を紹介されました。児童たちは皆真剣な眼差しです。普段の授業では経験できない観察や実験を、五感を通して身体全体で体験し、科学の楽しさを学んだようです。

 授業終了後には、「音を光に変えられること、さらにまた、光を音に変えられる技術がすごいことだと思った。今日の授業で光に興味を持ったので、これからもっと光のことを調べていきたい」「普段の授業や家ではできないことを学ぶことができたので大変良かった」といった感想が寄せられました。