上神明小学校で明電舎とコアネットがタッグを組んでものづくり教室を開催

更新日:平成28年11月14日

(株)明電舎のものづくり教室
講師の質問に元気に答える児童モーターを設置する児童組み立て方を教えるNPO法人コアネット体育館で完成したロボットの試運転いろいろな遊びを編み出す児童たち完成したロボットを誇らしげに見せる児童
ものづくり教室が平成28年11月14日(月)、上神明小学校(二葉4-4-10)で行われ、6年生21人が、ロボット工作キットを組み立てることでものづくりについて学びました。

 この“ものづくり教室”は、(株)明電舎が、子どもたちに理科や科学を好きになってもらうことを目的として創業110周年を迎えた10年前から始まったもの。明治30年創業の同社は、大正2年に大崎工場を開設し、モーターや発電機など電気機器の製造を行ってきました。現在、工場は移転しましたが、本社ビルのある大崎でものづくりの輪を広げています。教室は、年に4回程度、区内の小学校で行われており、NPO法人コアネットのボランティアがサポートをしています。

 初めに、明電舎の森田部長が「ロボットを自分たちで作ることで、ものづくりの楽しさや面白さを感じ取ってください」と児童たちに呼びかけました。
 今回の教室で作るのは、完成するとぶつかっても、倒れても起き上ってどこまでも走り続ける球体の回転運動ロボット。児童たちは、モーターや電池ボックス、小さなネジなどの部品を説明書とにらめっこしながら真剣な面持ちでロボットを組み立てます。明電舎の社員やコアネットのボランティアが、児童たちにアドバイスや手助けをしてロボットの完成を見守りました。

 説明書と格闘すること40分、一番にロボットを組み上げたのは工作が好きだという女子児童で「モーターや電池ボックスから出ているコードをつないだり、格納したりするところが難しかったけど全部自分で組み立てることができた」と得意気な顔で完成したばかりのロボットを見せてくれました。

 その後、全員が完成すると体育館に場所を移してロボットの試運転。児童たちは、ロボットで競争したり、坂を上らせたりと各自思い思いにロボットで遊びました。普段はおとなしいという男子児童も、自ら考えた遊びをクラスの中心となって一緒に楽しんでいました。また、「アルティメットちゃん」「クリームソーダちゃん」などロボットに名前を付けて愛情を注ぐ児童もいました。

 ほとんどの児童たちが「またロボットを作りたい」と今回の教室を気に入った様子。児童たちは、ロボットを作ることでものづくりの感動を味わったようでした。