大地震を想定した区内一斉防災訓練を実施

更新日:平成28年12月11日

区内一斉防災訓練 災害対策本部室の様子
災害対策本部室 情報収集災害対策本部室 区内に津波到達災害対策本部室 早川町職員も参加訓練参加の早川町職員と濱野区長防災体験館 初期消火訓練防災体験館 要配慮者避難誘導浜川小学校 放水訓練浜川小学校 仮説トイレ設置訓練浜川小学校 応急救護訓練豊葉の杜学園 備蓄倉庫の確認豊葉の杜学園 医療救護訓練豊葉の杜学園 防災タブレット通信訓練
区内一斉防災訓練を平成28年12月11日(日)、避難所40カ所、区役所、地域センター13カ所を会場として実施し、区民約4,100人、区職員約800人が参加しました。

 今回の訓練は、品川区で震度6強の地震が発生し、区内で津波・火災・土砂災害が発生したことを想定し、災害対策本部と現地対策本部の運営をはじめ、医療機関との連携、区民の皆さんと区職員が協力した避難所開設など、震災時の対応能力の向上を図るのを目的に行われました。

 また、今回初めて、品川区と防災協定を結んでいる山梨県早川町から職員3人が参加。品川区との連携訓練に従事しました。品川区職員も、11月に行われた山梨県・早川町の地震防災訓練に応援参加し、物資輸送訓練に従事しています。
 
 避難訓練会場の一つである区立浜川小学校(南大井4-3-27)では、区や小学校教職員が到着できない状況との想定のもと、町会だけで避難所を立ち上げる訓練を実施。受付名簿の作成や仮設トイレの組み立て、プール水のろ過、一斉放水、AED体験などを行いました。

 区立豊葉の杜学園(二葉1-3-40)では、医療救護所を設置し、防災タブレットなどのデジタル通信を使って通信訓練を行いました。参加者は、町会ごとに割り振られた一時避難所となる教室、ペットを預かるスペースや、食糧や毛布など多くの物資の備蓄倉庫を実際に見学。備蓄倉庫を見ていた参加者からは「事前に確認できて一安心です」などの感想が聞かれました。

 訓練の最後、濱野区長が「いざという時には訓練以上のことはできません。頭の中に訓練内容をよく復習し、実際の時に慌てることなく今回の訓練内容を思い出して行動できるように」と講評しました。

 今年3月、リニューアルオープンした「しながわ防災体験館」は、区民の皆さんが災害時に正しい行動をとり、自主的な防災活動ができる“体験型の普及教育施設”となっています。スタンドパイプなどを使った初期消火や、要配慮者の避難など多くの訓練をぜひ体験してみてください。