品川法人会青年部会と鈴ケ森小学校児童が収益金を寄付

更新日:平成29年1月10日

全員で記念写真
濱野区長に寄付する鈴ケ森小学校児童寄付後、濱野区長と記念写真濱野区長と記念写真挨拶する児童代表児童を前にお礼の挨拶をする濱野区長経緯報告をする品川法人会皆川青年部会長
一般社団法人品川法人会青年部会と鈴ケ森小学校児童が、平成29年1月10日(火)、区役所を訪れ、租税教室活動による収益金を、品川区および熊本地震の被災者への義援金として活用してほしいと持参しました。

 同法人会青年部会は、昭和40年11月に法人会の青年部としては日本で最初に創設されたもので、現在、品川地域の経営者や経営幹部を中心に約140人で組織運営されています。日頃から時事に適した研修や視察等を通じて積極的に会員の資質向上を図るとともに、地域社会への貢献活動を行ってきています。
 青年部会では、平成28年度の新事業として「KID’S WORK TAX」と題して、小中学生を対象とした租税教室活動を行いました。納税とは何か、所得を得るとは何か、税をいかに公共的に利用されたらいいか等、税の必要性を深めるために地域の鈴ケ森小学校の児童と一緒に社会生活体験を行ってきました。

 8月に木更津にある体験農場で野菜を収穫。9月の品川宿場まつりで収穫したナス、ピーマンをトッピングした夏野菜カレー等を販売し、200,240円を売り上げ、126,950円の収益を上げました。その後、子ども会議で収益金を品川区の公園の整備費と、熊本地震の被災者への義援金にあててほしいと決定し、本日の区役所訪問となったものです。

 区役所を訪れたのは、鈴ケ森小学校の児童、家族ら17人と、品川法人会青年部会長皆川祐一さんを代表とする6人の会員の皆さんです。
 皆川青年部会長は、小中学生を対象とした体験的な租税教室を行うようになった経緯や、夏の野菜の収穫、宿場まつりで子ども達がカレーを持って直接売り歩いたといった活躍ぶり、そして子ども会議での収益金の使途決定の様子を紹介し、今日に至ったことを報告しました。
 続いて、児童2人から濱野区長へ、品川区への寄付金と熊本地震被災者への義援金が渡されました。
 その後、代表して児玉隆昌さんと田中優さんが、自分達にとって働いてお金を得るという初めての経験を、「大変だったけれども楽しい経験でした」と話し、「最初、得たお金を自分達が使うことを考えていましたが、いろいろな人にも役立てたいと思うようになりました。その結果、区内の公園の整備費と熊本地震の被災地の方々への義援金という2つ案に決定しました」。そして、「今回の経験で働いてお金を得るということの大変さと、達成感を味わうことが出来て本当に良かったです。僕達が働いたお金を役立ててください」とあいさつしました。

 濱野区長は、「子ども達の力はすごいと今回も感じました。子ども達は一生懸命考えて、行動していることを改めて知らされ、子ども達のパワーは素晴らしいと思いました。今日、お預かりした大切なお金はしっかりと大事に使わせていただきます」とお礼の言葉を述べました。