東京ミッドタウン・デザインハブ「地域×デザイン2017」で品川区をプロモーション

更新日:平成29年2月8日

区長プレゼンの様子
品川道の説明パネルディスカッション旧東海道のまちデザインの説明天王洲エリアのイベント紹介商店街の取り組み紹介展示会を見学する区長
濱野区長が平成29年2月8日(水)、東京ミッドタウン・デザインハブ(港区赤坂9)で開かれている企画展「地域×デザイン2017」のトークイベントに登壇し、品川区のプロモーションを行いました。

 この企画展は、日本各地で取り組まれている地域の特色を生かしたプロジェクトについて、デザインの視点から分析・紹介するものです。昨年に続き、2回目の開催となる今回は、約60のプロジェクトを紹介。その中でも品川区は、来年度、全国シティプロモーションサミットを開催することもあり、首都圏では唯一の参加となりました。

 濱野区長は「歴史と未来をつなぐSHINAGAWAのまちデザイン」と題し、品川区の歴史を紹介しながら様々な風景やまちの魅力をアピールしました。都会的な高層ビル群と歴史的趣きのある屋形船が一体となっている“船溜まり”、東海道五十三次の一の宿である“品川宿”、かつて武蔵国府であった府中と品川湊を結んだ“品川道”などを例にあげ、古くから交易の拠点として栄えたことを解説。また、羽田空港国際化やリニア中央新幹線など、これからも交通の要衝としての役割を果たす品川区について「東京の表玄関。国際都市東京を支える人々が暮し、働き、憩うまち」と表現し、締めくくりました。

 引き続き、第2部では具体的な取り組みについてパネルディスカッションが行われました。パネリストは、まちづくりコーディネーターで品川区の景観アドバイザーも務めている佐山吉孝さん、大崎駅西口商店会顧問でしながわ観光協会常任理事、品川区商店街連合会副会長の綱島信一(のぶかず)さん、(一社)天王洲キャナルサイド活性化協会の森結紀納(ゆきな)さんと品川区の中山企画部長の4人。

 佐山さんは旧東海道のまち並みや祭りの風景から「この色、形、意匠は品川宿1,000年の歴史の蓄積であり、かけがえのない宝物。まちづくりには、地域の歴史や風土への視点が欠かせない」と話しました。森さんは「自分たちのまちの魅力に気づいて、かっこいいなと思い、発信し続けたいという人を生み出すような仕組みをデザインしたい」とし、水辺環境を活用した様々なイベントを紹介。綱嶋さんは「若い人たちが夢を持って来られる大崎にしたい」とし、そのためには「若い人たちが活躍しやすい環境をつくることが大切」と訴えました。最後に、中山企画部長は「“わ!しながわ”というキャッチコピーを活用して品川区をPRするとともに、区内で活躍する方々も応援していきたい」とシティプロモーションにかける思いを語りました。

 なお、今回の内容は、3月1日発売「月間事業構想」4月号に掲載される予定です。

【地域×デザイン2017-まちが魅えるプロジェクト-】
会期 平成29年2月3日(金)~26日(日) 午前11時~午後7時、会期中無休
会場 東京ミッドタウン・デザインハブ(港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階)
料金 無料
主催 東京ミッドタウン・デザインハブ