「第3回 品川区観光振興協議会」開催

更新日:平成29年3月23日

安島副会長による総括
濱野品川区長による会長あいさつ各専門部会の活動報告第3回品川区観光振興協議会の様子資料を見る観光振興協議会参加者品川区観光振興協議会 安島副会長観光PRグッズの展示
品川区は平成29年3月23日(木)、区役所で「第3回 品川区観光振興協議会」を開催し、同協議会の委員やオブザーバーなど約80人が参加しました。

 区は平成27年度、10年振りに「品川区都市型観光プラン」を改訂し、コンセプト・目標を「繰り返し訪れて楽しいまちしながわ~日常の生活環境に着目した官民連携による都市型観光の推進~」としました。また、東京2020オリンピック・パラリンピック開催も視野に入れ、区民はもとより、区外からの来訪者や外国人観光客など幅広いターゲットに対して、5つの戦略「観光コンテンツの充実」「情報発信の強化」「連携による魅力の向上」「魅力的な環境づくり」「しながわ観光を支える体制の充実」を掲げました。

 同協議会は、同プランの実現化に向けた推進体制として組織されたもので、品川区のほか、一般社団法人しながわ観光協会、商店街、公共交通機関、観光事業関係者、メディア関係者など様々な団体から構成されています。6月に第1回を開催し、その後、「水辺活用」「ショートトリップ推進」「国際化対応」「情報発信強化」の4つの専門部会に分かれて議論を重ねてきました。
 今回は、各専門部会からの検討結果のほか、委員やオブザーバーによる観光についての取り組みとして4月に行われる「しながわフェスウィーク」や平成27年12月に開業した大崎駅西口バスターミナルの取組み、2月に(株)サンリオのキャラクター“シナモロール”が就任した「しながわ観光大使」などの活動報告が行われ、その後、活発な意見交換や情報共有も行われました。

 開会にあたり会長を務める濱野区長は、「品川区の観光資源はわずかですが、交通の要衝として多くの人が集まっています。東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて今まで以上の人が東京に集まります。その人たちに品川に来てもらう仕掛けを考えるために皆さんの知恵を貸してください」とあいさつ。
 副会長を務める跡見学園女子大学の安島教授は、観光にとって最も重要なものは“価値(魅力)”とし、「議題の中心は、品川区に行ってみたいという価値づくりを考えることです。そして、その価値を評価して見極めることが観光施策の成功につながります」と専門部会の報告をまとめ上げました。また、川岸をテーマに各国や各都市の観光施策の成功例と失敗事例を紹介して、品川区にとっての川岸利用についてアドバイスしました。

 来年度も、“オールしながわ”での観光振興、観光まちづくりの推進に向けて、協議会を開催して各専門部会を継続して進めていきます。