ムサコ出身 笠原シェフの「たけのこ汁」に3,000人が舌鼓

更新日:平成29年4月16日

「たけのこ汁」を調理する笠原さん
「たけのこ汁」を振る舞うスタッフ大鍋の様子調理に集中する笠原さんお味噌を加える笠原さん「たけのこ汁」が完成「たけのこ汁」を堪能する児童3人会場の様子 「たけのこ汁」に並ぶ最後尾会場の様子 タケノコの販売会場の様子 ダンスを披露
~「ムサコたけのこ祭り」で無料配布~

 「第6回ムサコたけのこ祭り」が平成29年4月16日(日)、東急目黒線武蔵小山駅前広場ロータリーで行われました。

 武蔵小山駅のある荏原地区は、かつて竹林が広がり、江戸時代にはタケノコの産地として知られていました。このことに着目し、地元商店街で構成される「武蔵小山商店街連合会」が“タケノコ”をテーマに、6年前からまちおこしイベントとして開催しています。
 
 一番の目玉イベントは、正午から先着3,000人に無料で振る舞われる“たけのこ汁”です。なんと言っても、調理するのが地元武蔵小山生まれの和食料理人あの笠原将弘さん(「賛否両論」店主)であるからなおさらです。

 笠原さんは昨日、千葉県大多喜町を訪れ野菜の仕込みを手伝い、この日は早朝から“たけのこ汁”の調理をスタート。大多喜町から届いたばかりの新鮮なタケノコ300キログラムの他、豚肉や野菜を町役場から借りてきた直径2メートルもの大鍋「本田忠勝鍋」に入れ仕上げました。

 大会セレモニーでは、笠原さんが、長蛇の列をつくり配布開始を待ちかねている来場者の皆さんに、「このムサコたけのこ祭りですが、これからは“タケノミクス”と名付けたいと思いますので、武蔵小山の経済発展のために ぜひお買い物も」と呼びかけました。

 この日、列の先頭に午前9時前から並んでいたのは、区立後地小学校5年生の児童3人。「実は、昨年も先頭に並んでいたんです。とても美味しいです」と“たけのこ汁”を堪能していました。そして「どうする。来年も来ようか」と早くも来年の参加に向けての話し合いが始まっていました。