憲法週間記念「講演と映画のつどい」

更新日:平成29年5月18日

講演の様子
主催者あいさつ人権宣言朗読林家たい平さん
憲法週間記念「講演と映画のつどい」が平成29年5月18日(木)、大井町駅前のきゅりあんで開催され、定員1,100人の会場が満席となるほど多くの区民が参加しました。

 濱野区長が主催者として「昨年は『障害者差別解消法』と『ヘイトスピーチ解消法』等が施行されましたが、残念なことにまだまだ差別や人権侵害がなくなりません。法律や宣言、運動ひとつでなかなか人の心は変わりません。これは、長い時間がかかる難しい問題です。本日の講演や映画から憲法や人権について考える機会としてください」とあいさつ。その後、人権擁護委員の2人により「人権尊重都市品川宣言」が朗読されました。

 講演は、落語家の林家たい平さんによる“笑顔のもとに 笑顔が集まる”。テレビ番組でおなじみのたい平さんが、はじける笑顔で“笑いと笑顔”をキーワードに、人と人とのかかわりの大切さを語りました。

 たい平さんは、多くの人々との出会いを紹介。中でも東日本大震災での体験として、当時小学6年生だった娘の卒業式で校長先生が語った言葉“人が一番うれしいと感じる時は、人を助けた時と、人から助けられた時”をあげました。たい平さんは、「この言葉が今でも背中を押してくれ、自分が今できることを頑張っていこうという気持ちにさせてくれます」と話しました。
 
 満員の参加者は、さすが噺家(はなしか)と、時折笑いを交えたたい平さんの話術に真剣に聞き入っていました。

 最後に、是枝裕和監督・脚本、福山雅治・尾野真千子主演の映画「そして父になる」が上映され、憲法週間記念の「講演と映画のつどい」は終了しました。