品川シルバー大学で濱野区長が「住み続けたいまち しながわ」をテーマに講義

更新日:平成29年6月14日

品川区史を手に講義する区長
講義をする区長講義の様子参加者の質問に答える区長
品川シルバー大学ふれあいコースの講座が平成29年6月14日(水)、区役所の講堂で行われ、同大学の学長を務める濱野区長が「住み続けたいまち しながわ」をテーマに講義を行いました。

 品川シルバー大学は、高齢者が生きがいを求め明るく、健康でうるおいある生活を築くこと、また長年培っていた知識や経験を地域社会の中で生かしていくことが目的で、3年間で多彩なテーマを体系的に学ぶことのできる「ふれあいアカデミー」と、春と秋の半期ごとに趣味や実技を楽しく学ぶ「うるおい塾」、ボランティア・シニア起業など地域デビューに関する学習を行い、セカンドライフを考える「生涯現役実現講座」があります。今回の講義は、ふれあいアカデミーの一つとして行われました。

 講義では、区の特長でもある充実した交通網について「品川区史2014」を紹介しながら歴史をひもといて解説。府中へと続いた「品川道」や江戸時代に物流の要であった「中原街道」、かつての「品川県」の広大さや区内の鉄道路線の移り変わりなどについて語りました。
 また、関東大震災後の急激な人口の増加によって引き起こった木造住宅密集地域などの課題や、2020年東京五輪・パラリンピック開催に向けた取り組みについても講義で触れました。

 講義の最後に受講生から寄せられた多くの質問に対して、区長が一つ一つ丁寧に回答。講義終了後は受講生からの拍手に包まれました。参加者からは「品川に40年余り住んでいるが、とても住みやすい街。木造住宅密集地域などの課題もあるが、それ以上に期待もしています」「今日の講義を聞いて区への理解がさらに深まった。歴史に興味があるので、品川の歴史についてたくさん聞けて良かった」などの感想が届きました。